衛星で受信したメッセージを表示します。 プラットフォームや期間などが指定でき、また表示項目の選択、データの並び替えやフィルターなどのカスタマイズができます。 また、表示データを印刷したり、ダウンロードすることができます。
表示したいプラットフォームや期間などを指定します。Platform (プラットフォーム), Time frame (期間), Location class (位置クラス), Filter loc. with 1 message (1メッセージの位置を除去) の4項目について選択または入力し、「Search」ボタンをクリックします。サーバーでデータを検索し、結果を地図上にプロットします。
「Platform」の右横のプルダウンメニューをクリックし、プラットフォームの選択方法を指定します。All (すべてのプラットフォーム), by ID num.(s) (ID番号), by name(s) (名前), by type(s)(種類), by model(s) (送信機型式), by program(s) (プログラム)の5種類あります。「All 」以外を選択すると、プラットフォームを個別に選択するテキストボックスとボタンが右に表示されます。
テキストボックスに直接入力するか(複数ある場合はカンマ(「,」区切り)、あるいは右のボタン をクリックし、ダイアログボックスを表示させてプラットフォームを選択します。
「Available」の下に並んでいるプラットフォームをクリックして選択し(背景が薄青になります)、右矢印ボタン をクリックすると右の「Selected」に移動します。最初の画面に表示されていないプラットフォームは、スクロールバーまたはページを移動して表示させることができます。「Selected」に移動させたプラットフォームを取り消したい場合は、同様に、プラットフォームをクリックして選択し(背景が薄青になります)、左矢印ボタン
をクリックすると左の「Available」に移動します。すべてのプラットフォームを移動したい場合は
または
をクリックします(表示されていないプラットフォームを含めてすべて移動します)。
「Platform」の右横のプルダウンメニューをクリックし、Most recent data (最新データのみ) または For n day(s) (n日前以降のデータ) のいずれかを指定します。「For n day(s)」を選択すると、日数を指定するテキストボックスおよび矢印アイコンが表示されます。テキストボックスに直接数字を入力するか矢印アイコンをクリックして日数を決定します。1から20までの数字が有効です。
上の例では、3日前の世界時0時以降のデータを検索します。ログイン時に違うタイムゾーンを選択した場合は、時間を変換しますが期間は同じです。つまり上の例で、タイムゾーンが日本標準の場合は、3日前の日本標準時9時以降のデータを検索します。
「Location class」の右横のチェックボックスにチェックが入っていない場合は、すべての位置クラスのデータを検索します。また、チェックボックスをクリックしてチェックを入れると、位置クラスを個別に選択するテキストボックスとボタンが右に表示されます。
テキストボックスに直接入力するか(複数ある場合はカンマ「,」区切り)、あるいは右のボタン をクリックし、ダイアログボックスを表示させて位置クラスを選択します。
右図のように画面右上の矢印をクリックし、All messages recieved(受信した全メッセージ, DSフォーマットに相当)、あるいはMost significant or best on satellite pass(各衛星パスの代表メッセージ, TXフォーマットに相当)のいずれかを選択します。
「Filter loc. with 1 message」の右横のチェックボックスをクリックしてチェックを入れると、1衛星パスで1メッセ―ジのみ受信した場合に計算された位置データを除去します。また、位置データのない行も除去しすので注意してください。
データの検索で指定したプラットフォームや期間などの設定を保存したり、再度利用するために読み出すことができます。画面右上の
をクリックすると右図のように検索設定保存のタブを表示します。テキストボックスに英数字で設定名を入力し、「Save」ボタンをクリックして保存します。チェックボックスにチェックを入れると、すでに同じ名前で保存されている場合に設定が自動的に上書きされます。
画面右上の
をクリックすると右図のように保存した検索設定を読み出すタブが表示されます。読み出す設定名の左横の矢印をクリックし、設定を読み出します。また、右横の×印をクリックすると設定を削除します。
上図のようなツールバーがデータ表示の上部に配置されています。各ツールを操作して画面をカスタマイズし、最適な表示にします。
右図のように、ツールバーの右側に全メッセージ数および表示しているデータのメッセージ番号を表示します。メッセージ数が多い場合は複数ページで表示し、また、1ページに表示するメッセージ数や1行のデータ項目が多くて画面に一部しか表示されない場合は画面右と下のスクロールバーで表を移動します。
「Show」の右横のプルダウンメニューをクリックして1ページに表示するメッセージ数を20, 50, 100から選択します。複数ページになる場合は左右矢印ボタン
をクリックすると前後のページに移動し、
をクリックすると最初のページ、
をクリックすると最後のページに移動します。
「Diagnostic data」にチェックを入れると、DIAGフォーマットに相当する情報を各行に付加して表示します。詳しくは「データ項目の説明」タブをクリックしてください。
エクスポートボタン
をクリックすると、右図のようなタブを表示します。All(全メッセージのすべての項目)あるいはSelection(後述するフィルターなどで指定したデータのみ)を選択します。次にファイル形式を、CSV(右横のテキストボックスに区切り記号を入力できます), Excel, Google Earth(KML形式), Map(GIF形式)の中から選択します。
「Map」を選択すると、プラットフォームの位置を地図にマッピングした画像をエクスポートします。画像のサイズをプルダウンメニューから選択し、表示範囲をFrame automatically(自動)にチェックを入れるか、あるいは、チェックを外して、(緯度), Latitude(経度), Radius(半径)を入力して表示する地図の範囲を決定します。
最後に「Download」ボタンをクリックして、データをダウンロードします。
プリントボタン をクリックするとPrintタブを表示します。All(全メッセージのすべての項目)あるいはSelection(後述するフィルターで指定したデータのみ)を選択し、「OK」ボタンをクリックするとデータを印刷します。
「Clear filter」ボタンをクリックすると後述するフィルターを設定していた場合に、フィルターが解除されます。
ツールバーの下にあるデータ項目のそれぞれにマウスを合わせると、右図のように、背景が青くなり、下向のボタン
を表示します。クリックするとプルダウンメニューを表示し、Sort Ascending(昇順に並び替え), Sor Descending(降順に並び替え), Columns(データ項目の選択), Filters(データのフィルター)が選択できます。
Sort AscendingまたはSor Descendingをクリックすると、その項目に関して、昇順または降順にデータを並び替えます。
「Columns」にマウスを合わせると、右図のように、右にデータ項目のリストを表示します。各データ項目のチェックボックスをクリックし、表示するデータ項目を修正します。画面に表示しきれないため隠れているデータ項目は、リスト上下にある矢印をクリックしてリストを移動させて表示します。
「Filters」にマウスを合わせると、データ項目がLoc. date(位置の日時)あるいはMsg date(メッセージ受信日時)の場合は、右図のように、Before(以前), After(以降), On(当日)の3つのメニューを右に表示します。さらに、いずれかにマウスを合わせるとカレンダーをさらに右に表示します。カレンダーに日付をクリックするとデータ表示する期間や日を指定できます。カレンダー内の矢印をクリックすると月を変更できます。
データ項目がそれ以外の場合は、右図のようになります。テキストボックスに数値を入力すると、その数値をもつ行のみ表示されます。
「Diagnostic data」にチェックが入っている場合は、以下のデータ項目を追加して表示します。
位置精度および位置計算に関する情報を表します。位置精度は、衛星パスの幾何学的条件、送信機の送信周波数の安定度、受信メッセージ数およびそれらのパス時間内での分布、などに依存します。
クラス | 誤差 | |
3 | 250m以内 | 1衛星パスで4メッセージ以上の受信が必要。 |
2 | 250mから500m | 1衛星パスで4メッセージ以上の受信が必要。 |
1 | 500mから1500m | 1衛星パスで4メッセージ以上の受信が必要。 |
0 | 1500mより大きい | 1衛星パスで4メッセージ以上の受信が必要。位置サービスプラスを適用した場合に計算する。 |
G | 100m以内 | GPS受信機で計算した位置。特別な処理が必要なため詳しくはお問い合わせください。 |
A | 特定できない | 1衛星パスで3メッセージ受信したときに計算する位置。位置サービスプラスの適用が必要。 |
B | 特定できない | 1衛星パスで2メッセージ受信したときに計算する位置。カルマンフィルターでは1メッセージでも計算する。位置サービスプラスの適用が必要。 |
Z | 位置算出ができなかった、または位置計算アルゴリズムが正しく収束しなかったことを示します。 |