アルゴス


アルゴスは、衛星を利用して、地球環境に関するデータを収集するシステムです。すでに30年以上に渡って、 さまざまな環境データを世界中の研究者に提供してきました。移動式あるいは固定式の観測装置(プラットフォーム) から送信された観測データは、衛星から地上受信局、さらにデータ処理センターに転送され、解析・処理された上で、 ユーザに配信されます。アルゴスの大きな特徴は、プラットフォームからのデータを受信するのと同時に、 その位置を特定できることです。カバー範囲は全世界におよびます。


アルゴスは1970年代に、CNES (フランス国立宇宙研究センター)、NOAA (米国海洋大気局)およびNASA (米国航空宇宙局)の 協力により開発され、フランスと米国の協力により、長期間にわたって維持・運営されてきました。現在では、CNESとNOAAのほか、 EUMETSAT (欧州気象衛星機構)とISRO (インド宇宙研究機関)がアルゴス運営委員会に参加しています。こうしたアルゴスの運用を引き継ぎ、 さらに広範囲な分野でIoTサービスを展開するため、2018年にCNESとCLSによりキネイス(Kinéis)社が設立されました。2024年から2025年にかけて、 アルゴスシステムの次世代超小型衛星キネイスが25基打ち上げられ、運用を開始しています。