アルゴス送信機PMT
PMT YTR-3000 (ARGOS-3用送受信機モジュール)
アルゴス送受信機PMTは、アルゴス衛星と通信を行うための、インテリジェントなモデムです。
ユーザプラットフォームから、送信すべきデータを渡されると、アルゴスの衛星が飛来したときに順次データを送信します。
PMT YTR-3000は、アルゴスを運用するフランスCLS社と、日本のケンウッドによって協同開発されました。販売はCLSグループが行っており、日本ではキュービック・アイが販売しています。
特長:
・アルゴスⅢ衛星のダウンリンク信号を受信して、クロックを校正し、アルゴス衛星の軌道情報を更新します。これらから衛星の飛来時刻を計算して、データ送信は衛星飛来時にのみ行うため、従来のアルゴス送信機に比べ、消費電力がずっと小さくなります。
・アルゴスⅢの高速通信チャンネルに対応しており、1日あたり数十キロバイトのデータを送信することも可能です。
・衛星との対話モード通信により、衛星が送信データを正しく受信できたかどうか確認できます。従来のアルゴス送信では、同じデータを何度も繰り返し送信することによって、データを確実に伝送していましたが、対話モード通信では、多くの場合一度だけ送信すれば伝送完了となります。そのため、高速通信チャンネルを使用しない従来の送信チャンネルでも、ずっと多くのデータを小さな消費電力で効率的に送信できます。
・観測モードや観測時刻の変更など、プラットフォームにコマンドを送信することができます。
・従来のアルゴスⅡとして動作するモード、アルゴスⅡ衛星とアルゴスⅢ衛星に対する送信をミックスして行うモード、高速通信だけを用いるモードなど、様々な送信モードに対応しています。
基本データ | Argos-3 PMT YTR-3000 |
送信電力 通常送信: 0.5, 1, 2W 高速通信チャンネル: 5W
サイズ 2.5 x 8 x 6 cm
重量 160g
電源 7 ~ 14V
データ入力 シリアル(0 ~ 3.3V)
消費電力 平均電流 1 ~ 10mA程度
価格 75,000円
お問い合わせ 株式会社キュービック・アイ (こちらへ)
(価格および仕様は予告なく変更する場合があります)